サワディ・クラップ!
多国籍の街でもあるバンコク。
ビジネスや観光で訪れる人も多いシーロム地区で、多文化の雰囲気が漂う歴史を訪ねながら、街歩きをしてみました。BTSサパーン・タクシン駅からチャルーンクルン通りを北に歩くと、両脇には飲食店や土産物屋、屋台、スーパーマーケットなど賑やかです。漢字の看板も見られます。
10分ほど歩いて通りの左側に、アサンプション大学があります。
その奥にあるのが、アサンプション大聖堂。
タイ観光庁のウェブサイトによると、バンコクでカトリックの拠点とも言えるキリスト教会だそうです。
フランス人宣教師により寄付金が集められ、1822年に最初の教会が、1918年に10年ほどの建設の末、今の姿の聖堂が完成したということです。聖堂の中に入れると思っていましたが、この日、残念ながら扉が開いてなくて中の様子はうかがえませんでした。しかし、その建築、外観は、素晴らしく、寺院が立ち並ぶバンコクで、こうした大きなキリスト教会を見るのは、新鮮な印象です。
前述の観光庁サイトには、このあたりは、もともと海外貿易の拠点として栄え、ポルトガルやフランスなどヨーロッパの国々の大使館、商人らの邸宅、輸入品販売店などが集まっていたところだと記されています。
さて、ここから少し離れた、シーロム通り沿いには、ヒンドゥー寺院、ワット・マハー・ウマー・テーウィーがあります。
金色の仏塔が目立つ、タイでよく見る寺院と違って、ヒンドゥー教の神々と見られる神像が飾られ、カラフルな装飾が施されています。
靴を脱いで、境内に入ることができますが、写真撮影は認められていません。中に入ると、たくさんの人たちで賑わっていて、果物や花などの供え物とともに、祈りを捧げていました。寺院の周りには、インド料理のレストランなどもあり、雰囲気を感じます。
ぶらぶらと歩きながら、バンコクのまた違う一面を見た一日でした。
【アサンプション大聖堂】
3番出口から徒歩約10分
【ワット・マハー・ウマー・テーウィー】
3番出口から徒歩8分ほど。