サワディ・クラップ!
たまに涼しい日もある最近のバンコクです。そうした時は、長袖を着て出かけます。
今回、紹介するのは、ドンムアン空港の近くにある、タイ空軍の博物館です。
おっさん、とりたて航空ファンというわけではなく、これまで来たことがありませんでしたが、軍事関係に詳しい知人から、おもしろいところだと勧められたのを思い出し、足を運んでみました。
展示は、タイで初めて飛行機が導入された歴史から始まります。展示の説明は、タイ語と英語で書かれています。
そして、第一次、第二次世界大戦と、そうした戦争の歴史とともにタイの軍用機の展示が続きます。
世界で繰り広げられた戦争のなかにタイが関わってきたこうした歴史に、おっさんは、むしろ興味をひかれていきました。タイは第一次大戦にも参戦していたんですね。
こちらは、第二次大戦からかなり経ってから、タイ国内で見つかったという旧日本軍の軍用機の機体の一部です。
太平洋戦争でタイは日本と同盟関係を築き、英米に宣戦を布告し、参戦しますが、1941年12月8日に、イギリスが支配していた今のマレーシアやミャンマーに軍を進めるため、旧日本軍がタイの東海岸に上陸して、タイ側と30時間余り交戦した歴史も紹介されています。
さらに、朝鮮戦争、ベトナム戦争などとともに、航空機の展示が進みます。タイは、朝鮮戦争には、国連軍に参加して、医療活動などに関わっていたんですね。
屋内、屋外ともに、退役した軍用機が数多く展示されています。
国を守る軍の役割をしっかりと伝えているんだなと感じました。
こちらは、太平洋戦争中に、旧日本軍で使われたという練習機。現存する2機のうち1機がここに展示されているということです。
家族連れなどの姿が見られました。中には、操縦席など機体の中に入ることができるものもあり、子どもたちが楽しんでいました。
お土産屋もあり、飛行機の模型や空軍の帽子なども売っています。帽子は190バーツ。買ってしまいました。
敷地内には、食堂やキッチンカーもあり、飲食もできます。(展示スペースでは飲食禁止です)
スクンビット界隈から行く時は、BTSのスクンビット線で乗り換えなしで行けます。アソークからだと25駅です。3番出口を出て降りた方向からUターンして、数十メートル歩くと、左側に入口があります。入場無料です。