サワディ・クラップ!
タイでいろんな寺院に出かけましたが、チャイナタウンの一角にある、ワット・ラーチャブーラナという寺院、ここには、まだ行ったことがなく、足を運んでみました。
タイ観光庁のウェブサイトによると、この寺院は、ワット・リアップという寺院が現王朝のラーマ1世の治世、1793年に改装され、ワット・ラーチャブーラナとして、王室寺院に認定されたということです。
次のラーマ2世の時に本堂が、ラーマ3世の時に大きな仏塔がそれぞれ建てられ、ラーマ4世の時に大掛かりな改装が行われますが、第二次世界大戦では空襲で大きな被害を受けて、1960年に現在の姿に修復されたそうです。
敷地の一角には、日本人納骨堂があります。80年近く前に建てられたもので、外観は、金閣寺を模したものだそうです。
タイとゆかりがある名古屋の日泰寺というお寺から運ばれてきたという古い仏像が祀られています。高野山から僧侶の方が派遣され、このお堂を守っています。
タイで亡くなった日本人580人近くのお骨が納められていて、年に2回、お彼岸に日本人会が主催して法要を行なっているそうです。
ここには、太平洋戦争中、作戦参謀として知られる辻政信が僧侶になりすまして潜伏していたと伝えられています。
戦争でワット・ラーチャブーラナが空襲の被害を受けた一方で、納骨堂は、被害を免れたということです。
世界を見ても、在住日本人が多いタイ、バンコクですが、日タイの歴史や関係を考えるうえでも、行く価値があるところだと感じました。
【ワット・ラーチャブーラナの行き方】
地下鉄MRTサームヨート駅3番出口から南へ徒歩10分ほど。チャオプラヤ川に近くのロータリーの手前です。隣のサナームチャイ駅からも行けます。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。